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フランスの国民的英雄ジャンヌ・ダルクのものとされていた遺骨が、科学的分析で偽物と分かったと、
5日付の英科学誌ネイチャーが報じた。遺骨はエジプトのミイラの一部とみられるという。
ジャンヌ・ダルクは1431年にフランス北部のルーアンで火刑に処せられたが、1867年にパリの薬局で、
ジャンヌ・ダルクの遺骨と記された焦げたような骨が、布の断片などとともに見つかった。
フランスの研究チームが昨年から、これらの遺物を電子顕微鏡などさまざまな手法で分析したところ、
放射性炭素年代測定で紀元前3-6世紀のものであることが判明。
処刑された時期にはその地域になかった松の花粉も検出された。
火葬ではなく腐敗によって生じるとされるバニラ臭があることや、
松の樹脂がエジプトで死体の防腐剤に広く用いられていたことなどから、
遺物はエジプトのミイラのものとみられるという。
ソース:西日本新聞(2007年04月05日02時01分配信)
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