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みずほ証券に改善命令 コーポ銀顧客情報不正利用 金融庁、ＦＧにも報告要求
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金融庁は２６日、みずほ証券に対し、
親会社であるみずほコーポレート銀行（ＣＢ）の顧客情報を不正利用していたとして、
再発防止策の策定などを求める業務改善命令を出した。
証券取引等監視委員会の検査で不正利用が見つかり、監視委から勧告を受けていた。
勧告によると、みずほ証券の部長が今年６月、
顧客の同意を得ずにみずほＣＢから利付金融債の残高など７２件の顧客情報を受け取った。
さらに、別の部長も利金債をみずほＣＢから購入した非営利法人のリストを入手、
部下に指示して有価証券の勧誘をさせていた。
これらの行為は証券取引法（現金融商品取引法）で定められた
銀行と証券間の業務隔壁（ファイアーウォール）規制に抵触する。
このため、同庁は１１月２６日までに、経営姿勢の明確化や
顧客情報などの内部管理態勢の検証などについて書面で報告することを命じた。
一方、顧客情報をもらしたみずほＣＢと持ち株会社のみずほフィナンシャルグループに対しても、
再発防止に向けた改善策の報告を求めた。