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「フィリピンでのエビ養殖事業に投資すれば一年で二倍になる」と謳い、出資金を集めていた
投資会社ワールドオーシャンファーム[WOF]（東京都台東区）。
2001年設立。「東京ドーム450個分の広さの養殖場でエビを養殖、利益を分配する」として
全国で説明会を開催。紹介者に報酬を与えるマルチ商法で勧誘を煽り、匿名組合を受け皿
に一口十万円から出資金を募集していた。
が、10日毎の分配金の支払いを、2007年1月から「税務署の通達」を理由に一方的に中止。
新規代理店の募集も打ち切られ、出資者から解約・返金の申し出が相次いでいる。
他方で2007年2月、別会社「ワールドオーシャン基金」を設立し、同様の出資金の募集を開始。
5月末には「ファーム」「基金」の両社名で「台風が養殖場を直撃したため、米国に全資金を投入
したが、運用先の不備で米当局に凍結された」として、期限を示さず支払いの先延ばしを通知した。
6月には出資者数十人が出資法違反容疑でWOFを告訴する事態に至り、週刊誌、新聞、テレビ
など各メディアでWOFの報道が。
同社は「フィリピン・ルセナ市に広大な養殖場がある」と説明。しかしルセナ市によると同社の現地
法人は昨年、約6万5千円の魚の売り上げしか報告していない。
WOF社元役員は「2万人以上から400億～500億円を集めただろう」と説明している。
同社のトップ黒岩勇会長は過去に別のマルチ商法を破綻させた前歴を持つ。
また仕手銘柄として知られるシルバー精工株を出資者への告知なく大量取得していた。
エビ養殖投資の会社告訴へ 分配金を中止、詐欺容疑で
URLﾘﾝｸ(symy.jp)
「エビ養殖投資で多額配当」、出資者20人が告訴状
URLﾘﾝｸ(symy.jp)
東証１部シルバー精工の大株主に本誌既報の「ワールドオーシャンファーム」
URLﾘﾝｸ(outlaws.air-nifty.com)