07/11/02 20:48:38 tz87Bmmk0
>>745
D-フェニルアラニンの鎮痛作用ですが、元々脳内に自前でもっている
作用を補助する働きなので、痛みを麻痺させて何もわからなくする、
といった作用ではありません。
痛みに対して、生体は防御反応をとりますが、防御反応が終われば、
必要以上の痛みは脳内の伝達物質であるオピオイドによって、
終わったものとして鎮痛されます。これは、自然の反応です。
健康な人においては正常に働くべき脳内に元々備わっている鎮痛作用が、
鬱状態では働きにくくなっています。(不足すると鬱になり、鬱になると不足する)
D-フェニルアラニンはその働きにくくなっている自前の鎮痛作用を補助する
働きがあります。外部から、鎮痛成分を体内に入れるのではなく、
人間の体が正常にもっている鎮痛物質が浪費されるのを抑制する
働きなので、麻酔のように侵害刺激情報を脳に伝えなくするわけでは
ありません。侵害刺激が脳に到達後、消えるべき信号がいつまでも
残って無駄に痛みを感じ続けるのを防ぐ機構なので、そこまで
怖がらなくても良いかと思います。ちなみに、セロトニンが足りている
人には、あんまり効果がでません(w
あくまで、セロトニン不足が原因の種々の症状(抑鬱や苛々等の精神症状
痛みを強く感じすぎる状態、幾何学模様に誘発される頭痛等)に対し、
セロトニンが消費されすぎるのを防ぐだけです。
L-フェニルアラニン単体のサプリメントも有りますので、気になるなら
そちらを取るのもよいかと。Lフェニルアラニンは必須アミノ酸なので、
不足するといろいろと体に変調が起こることは間違いないです。