07/07/20 00:41:06 brKuRvBV0
あまり知られていませんが、突発性難聴は原因不明の非常に怖い病気です。
発症から2週間で聴力がほぼ固定し、多くの場合一ヶ月程で予後が決まってしまいます。
音を感知する有毛細胞は、一度死んだら二度と再生しないからです。
耳の異変に気付いたら、たとえ忙しくても一刻も早く耳鼻咽喉科のある病院に行き、
【聴力検査】を受け【適切な】治療を開始するとともに、【極力安静にする】ことが必要です。
一日でも一時間でも早い治療開始があなたの大切な耳を救います。
【症状】
・耳の聞こえの悪さ・・・・・・内耳の機能障害による感音性難聴。
・耳の詰まった感じ・・・・・・耳閉感。水が入っているような感覚。
・耳鳴り・・・・・・周囲に音が無いにもかかわらずキーン、ザー、ボーといった音が耳から聞こえる。
・周囲の音や自分の声が割れて聞こえる。
※周囲の音が大きく響くように感じ、(聴覚過敏・補充現象)、めまい・吐き気・嘔吐を伴うこともあります。
※難聴の自覚症状が少なく、耳鳴りが無いこともあるので注意が必要です。
一般的には片方の耳だけに【ある日突然】難聴が起こり、朝起きたときに「耳に水が入ったような感じ」
を訴える人が多いです。起きているときに、耳が遠くなり聞こえなくなっていく瞬間を感じる人もいます。
聴力の低下を感じずに、耳鳴りだけに気づくこともあります。
難聴が起きる器官は、外耳や中耳よりもさらに奥にある内耳の蝸牛(有毛細胞)です。
原因は未だ不明で、 1.ウイルス感染説、 2.内耳循環障害説、 が考えられています。
統計的に、発症前に疲労やストレスを感じている人が多いことがわかっています。
通常、「突発性難聴」は再発せず、発症後徐々に悪化することも余りありません。
確実に効く治療法が確立されていないため、発症時の状況や臨床所見から
医師が総合的に判断して患者の治療法を決めていきます。