07/01/09 10:18:48 z38+4KeB
■Q&A■
Q1.単純ヘルペスウィルスHF10とは? 性病じゃないの?
A1.
HF10は口の周りに水泡ができる口唇ヘルペスなどを起こす単純ヘルペスウイルスの変種。
単純ヘルペスウイルス自体は、ほとんどの人が体内に持っています。
神経細胞にこっそり潜んでいて、健康なときは何もしないが、抵抗力が落ちたときに
現れて、口唇ヘルペスなどを引き起こします。
HF10は人工的な遺伝子組み換えを全く行っていない自然発生型のものである上に、
単純ヘルペスウイルスに特有の神経毒性が著しく低減しているという安全性の極めて高いものです。
さらに増殖を抑制する抗ウイルス薬が存在するので、万一の場合でもコントロールが容易です。
Q2.そもそも、「単純ヘルペスウイルスHF10療法」って何?
A2.
簡単に言うと、人体にはほとんど無害なウィルスに、癌細胞だけをやっつけさせよう
という画期的な癌の治療法です。
Q3.どこが画期的なのですか?
A3.
今までの薬(化学物質)の抗癌剤は正常な細胞と癌細胞を区別せず攻撃してしまいます。
いわゆる抗癌剤の「副作用」は、そのために起こります。
また、使い続けるうちにその薬に対する薬剤耐性ができて効かなくなりますので、
使える薬がなくなったらおしまいです。
HF10療法では、癌細胞だけを選んで攻撃するウィルスを利用することで副作用のない治療が
期待されていますし、薬剤耐性も無いので理論上は半永久的に使い続ける事ができます。
Q4.でも癌って、抗癌剤だけじゃなく手術で治ることもありますよね?
A4.
癌の発見が早期なら、手術で取り除いてしまうのが一番というのが現代医学の常識です。
ただし臓器の一部を切り取るのですから、やはり体には何らかのダメージが残ります。
これは手術の副作用といってもいいでしょう。