07/02/22 02:14:05 b3Ur6kT2
URLリンク(jnci.oxfordjournals.org)
イソフラボンの摂取が乳がんのリスクが減ったとする論文は、誰でも閲覧できるようだ。
2万人の女性を対象に、10年間癌のリスクを追いかけ、
「味噌汁」「大豆食品」(=枝豆+豆腐+油揚+納豆)の消費について調べたもので、
「イソフラボンのサプリメント」は調査の対象外。
論文の結論は、
「味噌汁とイソフラボンの摂取が乳がんのリスクを下げる」
ということになっているが、イソフラボンの量は、消費された味噌汁や大豆食品から計算した
(上で誰かが批判しているアグリコン換算を行っている)もので、
実際に乳がんのリスクを下げたのは「味噌汁」だけ。
味噌汁を毎日3杯以上飲むグループ:31人/54,171人
毎日2杯:58人/67,764人
毎日1杯:39人/35,560人
毎日1杯未満:51人/51,859人
味噌汁は、毎日3杯以上 (それでもアグリコン換算で25.3 mg/日にしかならない)
飲んでいるグループが統計的に乳がんのリスクを下げているが、
他の大豆食品については不明瞭という結果。にもかかわらず
他の食材のデータをブレンドして、大豆イソフラボンが
乳がんのリスクを下げたと結論付けている。
困ったことに他の「大豆食品」を全て一緒にしてリスク評価している。
大豆イソフラボンを大量に含んでいるであろう枝豆・納豆に関して都合の悪い
データが出たので、豆腐・油揚のデータと混ぜ、同じアグリコン換算 (17.3 mg / 55 g)
を行ったのではないかと邪推したくなる。