07/02/12 22:53:52 IeEpjfrx
ナットーキナーゼが分解されずに腸壁から吸収されるという文献を色々探ってみたが、
どうも>>747のラットの実験しかないようだ。
つまり人体でナットーキナーゼが取り込まれたとする報告はない。
残念ながら>>747の文献は直ぐに入手できないが(まあ入手しようと思えばできるけど)、
>>747を引用している文献が16件ほど存在する。
そこでの引用のされ方を合わせて読むと、どうやら>>747の文献での
ナットウキナーゼは経口摂取ではなく、直接ラットの十二指腸に注射で打ち込み、
その後の血管中のナットウキナーゼ濃度を測定するというかなり
トリッキーなことをやっているみたいだ。
つまり胃液を耐えてナットーキナーゼが取り込まれたわけではない。
腸壁には免疫に拘わる細胞を介して、そこそこ大きな蛋白質を取り込むシステムがあり、
胃液に耐性のあるプリオン蛋白質(分子量35,000)や
蕎麦アレルギーの原因となる蛋白質(分子量16,000)なんかが取り込まれてしまう。
とはいえ、これらはメインの吸収経路ではない。
ちなみにナットーキナーゼの人体実験のほとんどは、
注射で直に血管へナットウキナーゼを打ち込んで血栓への影響を調べるというものだった。