07/04/02 22:18:30 YP+2h1C5
歯科の不正請求で最も多いのは、「やってもいない治療の代金を請求する」というものです。
(最も代表的なのは、歯の歯石取り(スケーリング)をやっていないのにやったことにするというもの)
なぜこの不正請求が患者さんのためになることがあるのかというと、その答えは保険制度にあります。
保険を使えば安い費用で治療を受けることが出来ますが、
保険では使える材料や治療法が決められてしまっています。
例えば、保険治療だけでは十分な治療が出来なかったり、「これじゃ治療にならんやろ」
というようなことも多々あります。
歯医者さんも自分やスタッフの生活がかかっているわけですから赤字で治療をするわけにはいきませんし、
かといって患者さんのためにならないと分かっている治療をしてしまうのも医療人としてどうかと思います。
そんな時は、やってもいない治療の代金を保険で請求して、その分を保険外の治療費の埋め合わせにするというようなことを行う場合があります。
そうすれば患者さんはよい治療を安く受けられ、歯医者さんは利益を確保できます。