07/11/05 12:37:46 xP8bY+Es
将棋等のゲームを初中級程度にとどまっているかぎり、>>347や>>348に
期待されるような「右脳」的な頭の訓練には、ならないと思う。
「右脳」的、つまり盤面全体の大局観をもって直感的に選択肢を絞り込むことが
できるほどの上級者になるには、才能のあるごく一部を別として、よほどの労力・
時間をつぎ込まなければなるまい。
将棋等のゲームは、相手のとる選択肢、それに対処する選択肢が何通りかあり、
それぞれの選択肢の利害状況、選択可能性を判断して、適切な選択肢を選ぶという構造になっている。
利害状況には、その先の展開についての予測も含まれる。
初級者になればなるほど、思いつく選択肢も、その先の展開の予測も甘くなる。
中級者はその精度が上がるというにすぎない。
しかし、いずれにしても、その判断は条件分岐等の形式的な論理操作の域を出ていない。
つまり、初中級程度では、「左脳」的な論理操作の訓練にしかなっていない。
>>348の「数手先しか読めなくても頭の訓練に」という場合もこれにあたる。
形式的論理操作のための訓練方法は、将棋等にかぎらずいくらでもある。
学力への転化はあまり期待しないほうがいい。
もちろん、遊び、教養としてやる分には申し分ない。
我が家も、オセロ、チェス、将棋、囲碁をすべて初級程度にはかじっている。
将棋の入門にはくもんのスタディ将棋、囲碁の入門には「パチリコ」を使用した。