07/08/11 20:25:41 UlyvJr67
>>957
他害の理由はあなたが言うように、コミュニケーションがうまくとれない場合に
起こす事が多いので、知的に高くても自閉度が低くても他害があるケースが珍しくはないです。
むしろ一口に言えば「軽い子(自閉度であれ知的障害であれ)」が
年中、年長、或いは思春期の頃に起こす事も実際は珍しくはありません。
「コミュニケーションがうまく取れない」の内容の一つに
「自分の感情や主張を上手に出せない」事があります。
例えば
欲求が満たされないと泣いているだけの子が、他害をしてでも欲求を満たすようになる
或いは
欲求が満たされないと誰かに乱暴するようになる
と言うのは、それまでその子が表に出せなかった欲求を表に出すようになった、とも言えます。
勿論適切な表現ではないので、適切な要求になるように根気良く導いていかなければなりませんし、
周りから見れば「今までより手がかかるようになった」「後退している」ように見えますが
実は大切な発達の段階に来たと言えます。
知的に高い子や自閉度の低い子で要求を出す事が出来ないタイプの子は結構多いので
自分の子供がどのようにストレスを発散しているか、イヤイヤ等きちんと欲求を出せているかを
親は注意して見るように意識しておいた方が良いと思います。
親から見れば手がかかるし、要求を出しているように見えると思っていても、
実は本当の要求が上手く出せずに違う要求を出している事も多く、ストレスを少しずつ溜めている事もあります。
この二つの事が見当たらない子は思春期近くなって想像外のこだわりが出たり
欝になるケースも実際に見てきました。
ある意味思い子の方が分かりやすいので、小さい頃から対処しやすいかもしれません。
(適切な要求が出来るように時期などは個人差になると思いますが)