06/10/15 21:01:13 9b0AOOcX
今日はもう一度、医療について…とりわけ精神医療について書きます。
母が重度のうつ病を患っており、なかなか快方に向かわないこと。でもどこの病院でも3か月を経過するとほぼ例外なく退院を迫られるということは以前に書きました。
では入院中の治療あるいは薬の処方はどうか??
結論から言うと、母がお世話になったいままでの病院ではその多くが゛対症療法゛であったと思います。
眠れなければ睡眠薬、落ち着かなければ安定剤、震えがあれば震えを止める薬…といった具合で、その症状が何に起因するかについてはややおざなりな気がしました。
一番ひどかったのは母が頻尿を訴えたとき。当時の先生は「尿を出にくくする」薬を出してくれたのですが、その後別の病院で診てもらうと
実は「尿の出が悪く、少しずつしか出ないために頻尿になっていた」ことがわかりました。
つまり母が服むべきは「尿を出易くする」薬だったのです。
これは極端な例ですが、こうして対症的に薬を増やせば副作用も多くなり、ますます薬が必要になるという悪循環にも陥ります。
病院の立場で考えれば、限られた人数で看護している以上まず患者を落ち着いた状態に維持しようとするのもわからないではありませんが、その方法は「病気がよくなる」という方向とはかけ離れている気がしてなりません。
某ラジオ放送局アナウンサーの日記より