06/06/24 03:05:54 CcAb+NI4
>>208
自分と他者(主に依存相手)の境界線があいまいなのが、ボダの特徴です。
しっかりした自我というモノがない、つまり自分が確立していないため、
自分と他人の区別がつけられないのです。
人間は幼児期に自分と母親を一体視し、溶け合ったような存在と認識しています。
ボダの場合、大人の知能を持っているから理性では別人だと分かっているのですが、
情緒的には幼児並みなので、無意識的に他人を自分の一部のように扱ってしまいます。
だから、依存相手が常に自分の思ったように動いてくれないと、不安になるのです。
やたらと他人の言葉に影響されやすかったりするのも、ここに原因があります。
で、依存相手が(本来当たり前なのですがて)自分と別人であるように振る舞うと、
つまり、遠ざかるように感じると、「見捨てられ不安」からパニクるわけです。
では、逆に他人から思った以上に近付かれた場合はどうでしょう。
ボダは確固たる自分というモノがなく、自分と他人の境界線がはっきりしないので、
自分が相手に飲み込まれて消えてしまうのではないかという、不安感に襲われます。
これが「取り込まれ不安」「飲み込まれ不安」というものの正体です。
普通の人は適度な距離を保ったり、自分の気持ちを相手に伝えたりして、
相手との距離を調整できるために極端な不安は感じません。
ですが、ボダは白黒思考の故に「適度な距離」というものを維持できず、
二十四時間一緒に居たがったかと思うと、突然絶交したりしてしまうのです。