06/08/18 22:49:53 0/kg2arY
>803 誰にでも当てはまることじゃないんだけど…
個人的には鬱病者と信頼関係があるなら、鬱病患者の自分自身に対する歪んだ
過度な否定的思考を指摘して、本人に自信を持たせる(自己否定を止める)、本人の
長所に気付かせる(持っていないものを嘆いてないで持っているものに目を向ける)、
努力してもできないことは「しょうがないじゃん」と諦めることを知る(頑張りすぎないと
言うこと)、本人に多角的なものの見方を気付かせる(鬱病者は得てして自己否定的な
ものの考え方ばかりする)と言うのもありだと思う。
本人が思考の歪みに気付かないなら、誰かが気付かせる必要があると思うから…
ただ、これをあまりしつこく説教臭く押し付けると関係が悪くなる上に、鬱病が悪化する。
それにあくまで鬱病者を否定する言葉ではなく、肯定する言葉を使った方がいいと思う。
例えば「自分は暗いからダメだ」と言う鬱病者に対して、「暗いんじゃなくて、真面目なん
だよ。真面目なのは良いんだけど、どこかで"しょうがないか"って自分を楽にする部分
も必要だよ。真面目に考えすぎると自分が辛いんじゃない?楽に生きていいんだよ」とかね。
そして肝心なのは、こう言ったアドバイスをしても大抵鬱病者は受け入れてくれないので、
そのことについて「自分の力が足りないから相手を治せない(罪悪感)」「自分は相手に
対して無力だ(無力感)」「何故努力をしないんだ(鬱病者に対する怒り)」と言ったことを
感じるのは間違っていると言うことを覚えておいて欲しい。
鬱病患者に対してできることは、あくまで「アドバイス」までで、それを受け入れるかどうかは
当の鬱病患者の意思であり選択で、決してアドバイスをした側に責任はないのだから。
これらは認知行動療法の一部なんだけど、認知行動療法の良い所はまた抑鬱気分が
来ても一度自力での脱出を実体験している分、「鬱に対する恐怖感が少ないこと」と
「自力で乗り越えた自信」と「自分の限界を知ったこと」が自分のプラスになるんだよね。
ただ、自分の思考を変えるって、本当に辛いことなんだ…自分も随分、泣いたり喚いたり
人知れずしてたよ。気が狂いそうで、今にも自殺しそうで友人に電話して話を聞いて
もらったこともあった。自分の弱さ、自分のダメさを自分で認める作業は本当に辛かったw