05/02/02 17:23:05 GlJTMCZR
以下のような珍説が掲載されています。
2005年1月30日 日本経済新聞朝刊36
愛の流刑地(89) 渡辺淳一著 蓬莱 十五
子供を成すだけなら、男と女が性的関係をもつだけで可能である。
もちろん男女が健全でなければならないが、そうであるかぎり、
結婚した夫婦はセックスさえおこなっていれば、自然に子宝に恵
まれる。
たとえ夫婦でなくても、愛し合っている男女であれば、いや極端
な話、レイブでさえ、妊娠することはありうる。
そこに、とくに難しい学問や技術は必要としない。本能のおもむ
くままに、男と女が接しているだけで、子供をつくることは可能
である。
だが、同じセックスでも、女性が圧倒的なエクスタシーにまで達
するのは、容易なことでは得られない。
愛のおもむくまま、といいながら、その背景には、まず相手が好
き、という熱い思いが必要である。くわえて相手をエクスタシー
に導こうとする、男の優しさと根気とテクニックが欠かせない。
そして同様に、女性も自らその世界に憧れ、そこに溺れこもうと
する、無私の思いがなければ得られない。
要するに、生殖は本能だが、エクスタシーは文化である。