04/01/07 03:56 mo2VH8lv
お勧めかどうかもしくは危険かもしれないけど
スザンナ・ケイセン著 吉田利子訳の『思春期病棟の少女たち』原題は『girl,
interrupted』がなんとなく好き。
著者が17歳から18歳の時まで、精神病院にボーダーラインで
入院していた話なんだけど、主人公も周りの人たちもいきいきと描写
されているし、何よりも彼女の根底に流れる考え、想いがとても共感
できるというか理解できる。今の自分だからこそなのかもしれないけど。
そして内容はシンプルだけど本当にメンヘルだった人が書いた本だと痛感します。
訳も不自然さはないし、読みやすいと思う。
(ちなみに私は『ハンニバル』読もうと思ったのですが、訳が受け付けなくて
タンスの肥やし)
ちなみにこの本はウィノダ・ライダー主演の『17歳のカルテ』という題名で
映画化されましたね。リサ役のアンジェリーナ・ジョリーが良かったと思いますが、
やはり映画と本は違います。
映画は最後には希望に満ちて終わっているけど、本はちょっと違い、淡々としています。
両方観て、読んで比較するのも楽しいかも。