06/12/16 11:17:18 ur2dgApb
結婚を考えていた彼氏の実家が汚宅であることが発覚。
お父様は普通の感覚の持ち主だったが、お母様は完全にやばい感覚の人だった。
一瞬結婚をためらったが、彼のことが好きだったので結婚した。
車で15分くらいのところで別居していたけど、度々話し相手に呼び出される。
新聞紙がなだれをおこしていて、一体何年分あるのか分からないリビング。
いろんなものが引っかかってドアが開けられない部屋が二つ。
お母様はリビングの端で、タオルやタオルケットや洗濯物がベッドみたいになった場所で寝起きしている。
黒いカビやら赤いカビやらいろんな色の菌が繁殖しているトイレ&お風呂&台所。
そんな中でお母様は「腰が痛くてね。」とか「喉がね。」とか言う。
ある日、といっても、結婚してまだ一月半くらいのころ、とうとう我慢が出来なくなり、
「ご実家、片付けてもいい?」と旦那にきいた。
「いいけど、出来るか?絶対、アレすてるなとかコレはあかんとか言うで?」との返事。
若かったので、「・・・頑張る。」と言って、掃除をしにゴミ屋敷へ。
「お掃除に来ました。お義母さん、体調悪いっていうてはるでしょ?
こんなおうちにいたら、そりゃあ、悪くなりますよ。
いえいえ、しんどいからできへんのもわかります。
だから、私がします。
片付くまで、良かったらホテル取りますけど。」と言い捨てて、掃除開始。
案の定、横でめちゃめちゃ怒鳴られました。
「何様のつもり」とか「嫁の分際で」とか「やっぱり、アンタは他人やわ。」とか。
「全て、捨てます。お義母さんに綺麗なお部屋で暮らしてもらいたいんです!
捨てた後で、どうしても要るものがあったら、全部買いなおしてあげますから!」と
怒鳴り返し、物を捨てるだけで丸三日かかった。
旦那実家の自治体は車でのゴミの持込が可能だったので、三日ですんで良かったと言うべきか。
その後、10日ほどかかっていわゆる掃除を済ませた。
あらゆるところを見渡せるようになってみると、家自体に相当のガタがきていた。
それは流石に一度には直せなかったので、ぼちぼち直した。
あれから7年、お義母様は精神的に随分普通の人になった。
でもやっぱり片付け自体が得意ではないので、たまに汚くなっている。
その度に「おーかーあーさーんー!!怒 り ま す よ ?」と私が怒るので
ビクビクしながら物を捨ててはる。
「買いなおしてあげますよ!!」と偉そうに啖呵を切った若かりし私だったが
ほとんど何も買いなおしてあげていない。
ごめんね、お義母さん。