06/06/18 08:26:21 mhWVU1iL
不貞行為は離婚原因の一つであり(民法770条1項1号)、不貞行為をし
た配偶者に対しては慰謝料請求ができるものとされていますが、判決は、不貞
行為の相手方もまた、それが自然の愛情に基づいたものであるかどうかを問題
とすることなく、配偶者のある者と性的関係に入れば、他方配偶者に対する不
法行為になることを確認しています。
◎民法709条 不法行為の要件と効果
故意または過失によりて他人の権利を侵害したる者は、これによりて生じた
る損害を賠償する責めに任ず。
◎民法710条 精神的損害に対する慰謝料
他人の身体、自由または名誉を害したる場合と財産権を害したる場合とを問
わず、前条の規定によりて損害賠償の責めに任ずる者は、財産以外の損害に対
してもその賠償をなすことを要す。