06/10/30 14:09:57 hf2yJ4n+
「生きがい」の夜明け
生まれ変わりに関する科学的研究の発展が人生観に与える影響について
飯田史彦
福島大学経済学・「商学論集 1995年9月 第64巻 第一号」
上記の論文?は飯田が始めて「生まれ変わり」について発表した論文である。
この論文は論文とは言えないほど、低レベルの内容で、読んだ者をがっかり
させるものだということは、読んだことのある者なら誰でも知っていると思う。
世界の「生まれ変わり」についての研究の著書を飯田流にまとめたもので、
論文としては三流の内容となっている。一読すれば明らかだが、その研究の
方法が科学的なものであることが、つまびらかになっていない。
「はじめに」では「学術的かつ客観的な立場を守る」だとか、「実証的でなく主義主張
の水準にとどまっている文献は……容赦なく排除した」とか言っているわりには、研究
の方法が①退行催眠、②過去生の記憶を持つ子供 ③特殊な薬物投与によるトランスパーソナル
効果 といった、非科学的な(実証性に疑問が投げかけられている)方法に拠っている
ことが書かれている。
つまり、飯田の処女作において既に方法論に問題があることが明らかになっている
のです。また「死後生仮設の優位性」では、誰の目にも「詭弁」だとしか考える
ことのできない論がまことしやかに書かれています。
なにもいまさら飯田が言わなくても、学問の世界では昔から「こころ」とか「たましい」
とかいう言わば「形而上的世界」が科学の対象にならないことは明らかとなっています。
どちらが優位かなどというのは論外なのです。
そんな訳で、飯田の世界は最初から学問でもなければ、実証性に裏づけられた科学でも
在り得ないのです。