05/04/12 02:15:28 H+KV7LT+
モーツァルトとベートーヴェンを比較して、ベートーヴェンはモーツァルト純度が低いなどという言い方は成立しない。
モーツァルトにはモーツァルトの旋律が、ベートーヴェンにはベートーヴェンの旋律がある。それらをすべて含めての音楽なのだ。
モーツァルトが正しく、ベートーヴェンは間違いなどという言い方は成立し得ないのだ。
しかし、その本質、音楽という表現媒体を通して流れる芸術、美、感動、そこには共通のなにものかがある。
それが真理というものだ。音楽という真理は、時にモーツァルトを通して、時にベートーヴェンを通して顕現する。
それらのすべての総合こそが音楽でありその本質なのだ。
霊的真理もこれと変わらない。あるときはシルバーバーチを通して、あるときはウォルシュの本を通して、それは顕れる。
そのどれが純度が高く、どれが低いというものではない。
それは宝石がそのカット面によってその輝き、色彩が微妙に変化していくように、
時と場所と、それを学ぼうとしている人たちの必要性に応じて様々な局面を我々に示す。
その表面的な違いにではなく、共通する本質を見出すよう努力しなさい。
そうすれば、この世のあらゆるものに霊性の真理の宝石の輝きを見出すことができるだろう。