05/08/27 02:13:51 8w/srul4
私が4歳のとき祖父が死んだ。
出官のとき「これからどこにいくの?」と父に尋ねた。
「おじいちゃんを焼きに行くんだよ」と答えた。
その日の夕食は豚の生姜焼きだった。
父が泣きながら食べていたせいかその肉は祖父の肉なんだと思った。
祖父が大好きだったので私も泣きながら「おじいちゃん美味しいね」と言うと父はさらに激しく泣き始めた。
母が「おじいちゃんに見えるの?」と聞くので「おじいちゃん目の前にあるよ」と答えると母も泣き始めた。
豚の生姜焼きは祖父の大好物だったらしい。
それから肉が食卓に上がると私は決まって「誰?これだ~れ?」と聞いた。
そのたび母から「誰じゃないでしょう・・・な~にと聞きなさい」と注意された。
本当に恥ずかしい話だが、小学4年生くらいまで肉は全て人肉だと思っていた。
なぜか給食の肉はベトナム戦争の犠牲者だと思っていた。
だから手を合わせていただきますと言うのだと思っていた。