05/11/22 12:50:21
「少女の人権に配慮せよ」
(弁護士 55歳 東京都)
さて、東北で最初の女性刑務所「福島刑務支所」が完成した
と聞いた。女性専用の刑務所としては全国で7番目だそうだ。
だが、果たして多額の税金を投入してまで女性刑務所などと
いうものを建築するする必要があるのかどうかが疑問である。
女性は滅多に罪を犯さない。仮に罪を犯す女性がいるとして
も、それには何かやむにやまれぬ事情がある場合がほとんどで
あろう。それを一方的に社会から隔絶して、特殊な施設に収容
するというのは、人道上明らかな問題がある。
そこで、女性受刑者への対処には、「画地為牢」制度の復活
を提案する。受刑者の自宅から一定範囲の圏内を牢と見立て、
その圏内での日常生活や行動は、ある程度の制約は設けた上で
基本的に自由とするのだ。
懲役については、時給2000円程度で希望の職種に就かせれば、
当座の生活費には事足りよう。
それで女性受刑者が再び何らかの社会的不祥事を起こしたら
どうするのかという疑問を持つ者は当然いるだろうが、それは
それで別の問題だし、女性受刑者の更生と社会復帰を援助する
ためには、多少の社会的な犠牲はやむをえない。
古くより「罪を憎んで人を憎まず」という言葉がある。現代
における刑とは何であるのか、刑務所とは、いったい何の為の
施設なのであるか、司法関係者には、そのことをいま一度よく
考え直して頂きたい。