06/12/10 12:47:21 aik6Seet
そして数日後、小倉で騎乗する機会が回ってきた時に不意にふぐの事を思い出した。
「ここにはフグという食べ物があるらしいね。とても美味しいらしいけど毒を持ってるんだろ?
気にはなるけどまだ死にたくないし・・・」関係者にこう漏らしてしまったのが運のツキ。
怖いから嫌だと主張するも免許を持っている職人がさばくから大丈夫だと半強制的に連れて行かれる羽目に。
店に着き、鍋が来るとモンテリーゾ最後の抵抗。パソコンで見たフグの死亡例のニュースをプリントアウトした物を見せる。
これ見てよやばいよとか野菜だけでいいとか必死に足掻くもそんなもん持ってるから怖いの一言で却下。
ノー、ノー、ポイズン・・・とアル中患者の如くガクガクブルブルしまくるので見かねた関係者が
お前以外の全員が先に食うから誰も死ななかったら食えと提案し、モンテリーゾもそれに納得。
端から順番に食べていくが、ロシアンルーレットさながらの心理状態の中
当然ながら誰も死なずついにモンテリーゾの番が回ってくる。腹を括り恐る恐るフグを口に運んだ。
「モ ル ト ベ ー ネ ! こんなうまいい物がこの世にあったのか!」
フグを教えてもらった相手にすぐさま報告の電話を入れるとひたすらフグ料理を食いまくりましたとさ。
彼曰く「それにしても最初は怖かった。こんなに怖い思いをしたのは人生初めてだ。自分の師匠より怖かった」
らしい・・・