06/05/27 15:37:38 15iPRgWF
去年の夏の法事のときの話。
真夏のくそ暑い昼下がり、お寺の本堂で坊さんが涼しげな顔で読経をしていた。
俺を含めた親戚一同は正座をしながら、読経と木魚の絶妙なコンボによる催眠誘導と必死に闘っていた。
もうすぐ読経も終わりそうになったときに、何の前触れもなしに、坊さんが結構大きな音で「バフッ!」と放屁した。
特殊な状況でのありえない放屁音に俺は思わず吹き出してしまった。
それに釣られて静かな笑いが瞬く間に周りに伝染した。
みんな込み上げてくる笑いを必死に堪えているところへ、坊さんが第二波発射。
「ぷひー」という間抜けな音についに堪え切れず全員床をばんばん叩いて笑ってしまった。
坊さんも読経を止め振り向き「申し訳ない」と平謝り。
その仕草がさらに笑いに拍車をかけてしまった。
神妙にしなければならない場所で爆発的に込み上げてくる笑いの衝動を堪えるのは至難の業だな。うん。