05/12/20 19:35:13 ZSlCtmJC
いつもいつも、こんなことの繰り返し。
今の世の中、昔からの世の中、俺だけじゃないだろうけど、でもこんなことの繰り返し。
小さく呟いても、誰も気づかない。
休みの日は、いつもこの店。
スロット。左から２列目、後ろから２番目を陣取る。俺の中では、俺の席。
だから、誰かがそこに、座っているだけでイラつく。
タバコが無くなった。クソ！
なんでこんなに、イラついてんだろ。
やっぱカルシウムが足りないのかな。帰りにファミマで牛乳買おうっと。
自分の中に、少しだけ脳天気な面を見つけると、ホッとした。
そんなことくらいしか、一息する部分が、無い。
でも俺は、戦争がしたいわけじゃない。
アパートに帰る。
いつもの道のり。近所の野良猫が、仔猫を産んだみたいだ。ミャーミャー泣いている。いつも、この道を通るたびに、様子を見るだけ。気にはなるけど、どうにも出来ない。
仔猫の瞳。俺の瞳と、色が違う。この仔猫、野良猫のくせに、ずいぶん綺麗な色の瞳を持っている。俺だってこの仔猫と同じなのに。どうしてこんなに、違うんだろう。でも、何も違うところは無いとも思った。