05/02/03 15:38:30 2VIWeC+8
ある格闘技の興行にプロレスラーVS柔術家の試合があった。
プロレスファンたちは声を張り上げて、そのプロレスラーを応援した。
しかし、そのプロレスラーは根性を見せるも惨敗。
柔術のテクニックの前に散っていった。
意気消沈するプロレスファンたち、俺もその中の一人だった。
興行を見終わっての帰りの電車の中での道中、俺は涙していた。
その涙を拭うために俺は乗り換え駅でトイレに向かった。
トイレに入り、涙を拭いていると後から、柔術道場のロゴの入ったバッグを
持った二人組が入ってきた。
どうやら、柔術道場の道場生のようで俺と同じく、格闘技興行を見た帰りらしい。
その二人組は今日の落ち込むプロレスファンの様子を笑い者にしていた。
「プロレスファンなんて、数だけのチンピラの集まりだよ」
「ホント、ホント、一人じゃなんにもできないんだよな」
その言葉を聞いた俺は近くにあったデッキブラシを手に取り、背後から
二人を滅多打ちにした。
そして、正座され、デッキブラシで叩きながら、
「プロレスファンはー 数だけのー チンピラの集まりかー!」
「二度とー そんなクチー 聞けねえー ようにー してやろうかー!」
その二人は泣きながら、「勘弁してください」と言った。
これでプロレスファンは数だけのチンピラの集まりだなんて言えんようになったろ。