05/01/30 03:44:02 3iargA3O
電車で40分くらいの所にある都心の専門学校に通っていた時のことです。
よくガラの悪い男子高校生が電車内で入り口付近を陣取って座り込んでいるのを見かけ
「近頃の高校生は・・・」と悪いイメージを持っていました。
ところがある日のこと、乗り換えの駅の階段で朝ラッシュで人が大勢いる中、
私は派手にバタッと転んでしまったのです・・・
持っていた実習で使う道具や紙袋やカバンなどもすべて散乱、
足が痛くて動けず、必死で起き上がろうとすると先を急ぐ人が
邪魔だとばかりに散乱した私の荷物を平気で踏んづけて行ったり、
白い目で見られているのが見えて誰も助けてくれませんでした。
そんな中、私の荷物を人混みの中から賢明に拾う数人の手が・・・
上を見ると「大丈夫ですか?」と数人の男子高校生が荷物を拾って渡してくれました。
私が足が痛くて立てなさそうなのを見て1人が「おい○○、駅員呼んでこい!」と指示、
呼ばれた駅員さんに駅長室まで連れていってもらいました。
そこにも私の荷物を持った高校生がついてきてくれました。
全員同じスポーツバッグを持っていたので同じ部活の子だったのかなぁ。
それまで高校生に偏見を持っていた私はすごく恥ずかしい。
遅刻しそうだったのか高校生は「じゃあこれで」ってすぐに行ってしまったので
一言しか御礼が言えなかったのが悔しい・・・
もっときちんと御礼がしたかったです、あの時はありがとう。