06/06/03 16:49:19 8W23BK6/
>>647
うーん。難しい問題なだけに、大人としては感情的になってしまうんだろね。
ちょっと整理してみると、根本の問題は「出生という行為には、子ども自体の意思判断が
反映されない」という点にあるんだと思う。
というところから、導かれる世界観は以下の二つになるよね。
1 自分の意思とは無関係に与えられた運命を肯定する立場。
2 自分の意思とは無関係に与えられた運命を拒否する立場。
拒否する立場、というのは、もちろん「自分は運命の犠牲者で、それをもたらしたのは親の
エゴ」という主張をする。被害者的立場だよね。だから、必然的にこういう人たちは子どもを
作ってはいけない、と俺は思う。
肯定する立場というのは、「生まれてきたことが、基本的には良いことだ」という立場だよ
ね。だから、「こういう、良いことをして、何がいけないの?」という立場に立つ。
こういう人が子どもを作っても、やっぱり「運命の被害者」という意識を持つ子どもも生ま
れてくるのが問題だな。でも、この子達は自分が子どもを作らないという選択をして、被害を
最小限に食い止める選択はできる。(彼らが考える「被害」という限定されたものだけど)