06/09/28 14:53:16 LYUe5AZ8
■■■予言■■■
2006年X月X日
<ある会社の役員と、検察庁告訴担当課との、電話での問答>
「もしもし?」
「告訴課です」
「実はうちの会社の名前とか、役員の個人名とか、そういった情報が、インタ
ーネットの掲示板に書かれてしまったんです。SAPPAという新しいトピックに、
『この会社のことを教えてください』、だとか書かれて、うちの会社情報が全
部書かれてしまったのです」
「その情報というのは、登記簿とかに公開されているような内容の情報?」
「まあそうです。ただ、うちの会社の商品に何百万も使ったのに全く効果がな
かっただとか、そういう誹謗中傷が書かれているんです」
「誹謗中傷?なるほど。それであなたの会社は何を販売しているのですか?」
「健康関係のものを扱っています」
「なるほど。それで、あなたの会社の商品を買った人の中で、実際に何百万も
使った人が居るのですか?」
「え? は、はい、居ることは、います」
「なるほど。それで、あなたの会社の商品は、”絶対に効果がある”と謳って
販売しているのですか?」
「え?・・い、いえ」
「うーん。それじゃあ仕方がないですね。いやね、あなたの会社が絶対に効果
がある商品を、”絶対に効果がある”と謳って販売していたなら、全く効果が
なかったという人の書き込みは、あなたの会社を陥れるために書いた嘘の書き
込みの可能性もありますから、そういう場合ならね、悪意の誹謗中傷をされた
とも言えますけれでも、あなたの会社があらかじめ、『効くか、効かないか、
分からないような商品』を販売しているのなら、実際に効かなかった人に『効
かなかった』と書かれても、仕方がないんじゃないですか?あなたの会社も、
その商品を買っても『効かないこともある』と、あらかじめ認めた上で販売さ
れているのだから」
「はあ・・・・・」
「そうですよねぇー?」
「では、会社の住所とか、役員名とか、色々公表されて、あれこれ批評されて
も、名誉毀損とかで訴えることはできないのですか?」
「悪意の誹謗中傷でない限りね。公益ってこともあるんですよ。ところであな
たの会社は、お客さんには企業名とか、役員名とかの、会社情報を公開してい
ないのですか?」
「え? は、はい、もちろん公開してい・・」
「じゃあ、いいじゃないですか」
「でも、困るんですよ!会社名や役員名まで出されて、全く効かなかったなん
て書かれては。営業妨害になりませんかね?」
「『効いたっ!』ていう意見もあるんでしょう?」
「え?・・・ももも、もちろんです」
「じゃあ、いいじゃないですか。今後の商品開発の参考にもなるわけですから、
プラスにもなるじゃないですか」
「とにかく、悪意の誹謗中傷でない限り、名誉毀損で訴えることはできないん
ですね?」
「まあ、そーゆーことです」