06/05/06 16:56:49 dnlmUX6e
>>82
余程のことがない限りというのは、
それまでの返済を止めてもらっても、
弁護士、司法書士費用が支払えない状況などのことです。
また、あなたのように、そういったモラルがある方なら
本人申立てでも構わないと思います。
ただ、破産者の多くがそういった人間だとは限りません。
また、実は自己破産というものは、
本人申立てより専門家に委任した方が、
債務者も債権者も裁判所も、つまり当事者全員にとって合理的なのです。
前述の通り、債務者にとっては手続きも簡単、迅速で免責も得やすく、
裁判所にとっては、専門家の徹底した調査を前提で破産手続きを行うので、
迅速な審問が可能になり、大幅に手続きが簡略化され労力が削減されます。
債権者にとっては、回収困難な破産者に固執するより
新たな顧客を獲得することの方が生産的ですので、
迅速に手続きを終了して貰い、損金処理を行い
税務上の優遇措置を得たい訳です。
あなたのおっしゃるとおり、人道的見地から言えば、
本人申立てにする合理性は存在します。
しかし、総括的な見地から言えば、専門家委任にする
合理性の方が遥かに大きいのです。