06/01/17 19:35:22 yNm1cfxS
>>619
ネット上にはいろいろな情報が氾濫しており、なかには不正確なものも少なく
ないので、正しく信頼できる情報をつかむことが重要です。
厚生労働省作成(ウイルス肝炎研究財団、日本医師会が作成協力)している
公的な情報では、
C型肝炎についてのQ&A(厚生労働省)URLリンク(www.mhlw.go.jp)
詳Q30:C型肝炎ウイルス持続感染者(HCVキャリア)の母親から生まれた子供
への感染のリスクはどのくらいですか?
C型肝炎ウイルス持続感染者(HCVキャリア)の妊婦84人から生まれた子供87人
(3組が双子)を生後1年以上にわたって調べた結果、このうちの2人(2.3%)にだけ
HCVの感染が起こっていました。なお、HCVに感染した子供も、しなかった子供も、
とくに母乳による授乳制限などはしていないことが明らかにされています。という
ことは母乳からの感染はほとんどないことを示しています。
また、別の調査から、子供にHCVの感染が起こってしまった場合でも比較的早期
(生後2年以内)にウイルスが身体から排除される場合もあること、また、子供の
時は肝臓の病気が進みにくいために、成人してからでもインターフェロンなどによ
る治療が可能であること、なども明らかになっています(厚生省肝炎研究連絡協議
会、平成7年度分子疫学研究総括報告書)。さらに、C型肝炎の治療が急速に進ん
でいることも朗報です。
これらのことは、C型肝炎ウイルス持続感染者(HCVキャリア)の女性でも妊娠、
出産についてとくに心配する必要はないことを示しているといえるでしょう。