05/10/16 18:34:34 URoWGzhi
>>88
URLリンク(www.google.com)
HCVの遺伝子を解析することにより、リバビリンを併用するかペグインターフェロン
単独で行くかを事前に見極める試みも注目されている。
東大先端科学技術研究センター助教授の森口尚史氏と武蔵野赤十字病院の泉氏らは、
遺伝子型1bかつ高ウイルス量の患者を対象に、HCV遺伝子の特定領域(ISDR)
の変異ごとにリバビリン併用療法やインターフェロン単独療法の著効率がどう変化す
るかを比較検討した。(Gastroenterology2003;125:1284-1286)
遺伝子解析で併用可否判断
その結果、リバビリンを併用することにより有意に著効率が高まったのは中間型
(intermediate)だけだった。最もインターフェロンが効きにくい野生型(wild)や、
最もインターフェロンが効きやすい変異型(mutant)ではリバビリン併用の有無で
著効率に違いがなかった。
「変異型であれば、ペグインターフェロン単独投与でもウイルス排除が十分可能だ。
現時点では、野生型かつ高ウイルス量の患者に対してはりバビリン併用で著効を目指
すよりも、ペグインターフェロンやコンセンサスインターフェロンなどによる肝疾患
進展抑制に重点を置くべきではないか」と、森口氏は話す。
ISDR検査は現時点では保険適用になっていない。1回の検査当たり数万円の
患者負担が必要だが、高額なインターフェロンの合理的な使い分けを可能にする。
「科学的根拠が多いほど治療の確実性が高まり、患者への説明にも説得力が増す。
今後保険適用が期待されるが、現時点でも自己負担でISDRを調べることは
十分意義があることだ」と泉氏も話している。
----
だそうですので、新しい治療方法が開発、承認されるまでは、IFNの少量長期療
法があります。