05/12/16 09:53:16 U6Zg+aF7
あと、チンパンジーの感染実験の話は、話を直接聞きにいったけど、10copy/ml
等のウィルスを接種するためには、もとの血液を生理生塩水で何百倍、何千倍、
何万倍と希釈して作るけど、そのように生食で希釈しても、ウィルスの活性化は
失われません。
ウィルスを生物とみるか生物とみないかは、生物の定義によってかわるけど、ウィルス
は非常に小さなタンパク質でできた構造体。自分では増殖できないが、生物の細胞内
で増殖する。ウィルスを含んだ血液を水や体温程度のお湯で希釈しても、ウィルスの
活性化は失われない。タンパク質が壊れてしまうよううな高温に加熱すると、ウィル
スのタンパク質は破壊され、活性化を失う。
HIV感染防止のため、非加熱製剤の代わりに加熱製剤が用いられるようになったのは、
加熱することでウィルスのタンパク質を破壊して、ウィルスの活性が失わせるため。
くりかえすが、ウィルスが血液から出たぐらいでは、ウィルスの活性は失われません。