05/10/08 10:35:09 T6eZW8ek
C型肝炎に「瀉血(しゃけつ)」 (>>2 の最初のリンクより)
◆鉄分減らし肝がん予防 食事指導でより効果
C型慢性肝炎を患っている札幌市のA子さん(63)は5年前、肝硬変や肝がん
に進行するのを防ぐため、札幌医大第4内科で「瀉血(しゃけつ)」を勧められた。
血液を抜き取り、肝炎を悪化させる肝臓内の鉄分を減らすのだという。鉄分の少な
い食事も心がけた結果、肝炎の指標となるGPTが、治療前の90台から、2か月
で正常値の40未満に改善。現在も肝炎は悪化することなく、「発がんの危険も少
なくなった」との医師の言葉に、ほっとしている。
国内のC型肝炎感染者は約200万人で、大半が慢性肝炎になる。インターフェ
ロンなどで病原ウイルスを退治できればいいが、それが効かない患者も多い。
病状が進行する患者の肝細胞に、多量の鉄分が蓄積していることを名古屋大講
師だった林久男さん(現・北陸大教授)らが見つけたのは1989年。海外では
「鉄の除去で治療効果が上がる」との報告も出た。
そこで、91年に始めたのが「瀉血療法」だ。患者の血液を抜いて、酸素を運
ぶ血液中のヘモグロビンを減らす。ヘモグロビンを作るため、肝臓内の鉄分を消費
させる仕掛け。その結果、GPTが下がることが分かってきた。