05/09/06 02:42:31 ugOELlaI
>>355さんへ。98です。
私が今まで、読んだり聞いたりしてきた範囲のことですが。
単純ヘルペスウィルスHF10の臨床試験は直接癌巣に投与して結果を出してました。
「癌掲示板」で、いのげ先生と仰る医師のレスにも、直接投与することが前提として
投与方法が(注射とか)問題だ、というのがありました。
直接でないと、自分の免疫に捕まって単純ヘルペスウィルスHF10が癌細胞まで届かない、
ということのようでした。
98では、横浜のシンポで、東大の藤堂教授の話を直接聞いての話です。
東大で研究されているヘルペスウイルスはG47Δ(デルタ)という、遺伝子を人為的に
改変したウイルスです。
こちらは、直接投与だけではなく、静脈に投与して効果があった(まだマウスですが)と
いうことです。
事実だけを述べれば、以上のようになりますが、
が、しかし、名大の研究も、雑誌のインタビューでは腫瘍免疫に言い及んで
ありましたし、中尾教授の本当の狙いは腫瘍免疫だ、ということを、オフレコ筋から
耳にしています。
そして、ここからは私の全くの想像ですが、
現在の癌の免疫療法と呼ばれる補助的な治療法で、リンパ球などを体外で培養したり
キラー細胞に癌を認識させて患者の体内に戻すという治療法があります。
ということは、患者の白血球を体外でヘルペスウイルスに感染させて抗体を作り
患者の体内に戻す、などという治療もアリなのではないでしょうか??
いつかシンポジウムや講演会で質問できる機会が有れば、恥を覚悟で質問してみます。