04/10/06 16:43:43 Wcda8m9v
>>662さん
◎ホチュウエッキトウ合シンブトウにより眩暈は取れたが、頭が重だるくなった。
*益気健脾・昇陽利水の効により、ある程度の水湿は捌けているものの、陽気が昇りすぎ
気逆が起きたために頭が重だるくなってしまったと推察されます。
カッコウショウキサン(ショウシツカリュウ)も湿は捌くものの、行気薬の配合も多く脾虚が根底にある場合などに
気が巡り過ぎてしまい頭が重く、ふらふらしてしまう症状が出現してしまうことがしばしば見受けられます。
◎梅雨、台風の時期はむくんでつらい
*脾虚不運があるのは間違いないようです。湿や風の影響を受けやすそうです。この状況になりますと
多くは肝気の抑制もきかなくなり、肝風内動が生じます。脾虚不運により、湿が気機を阻み肝への
滋養も不足します。すると、肝風と共に湿が上衝して眩暈や頭の重だるさが起こります。
お書きになられた文章からは、こういうことが起きているのでは、と推察します。
▼現状では、『化痰熄風、健脾去湿』の効がある“ハンゲビャクジュツテンマトウ”が市販薬としては勧められます。
脾胃を補い去湿し、消化をよくし、主薬の“天麻”で風痰による眩暈を熄めます。また、乾姜の配合
により、脾胃の冷えにも配慮があります。
冷えが強い場合には肉桂を加えるとよいです。脾腎を補います。エキス剤ならば“シンブトウ”を合方します。
『早くよくなりますように』