06/06/11 10:50:38 iRN3sLRn
う~ん、いつも言われるんだけど、「躾ける」とか「耐性をつける」とか言うと、「叱る」という文字が出てきたりするんだけど、全く叱らないよ。
叱ると逆効果ですよ。
叱る必要はありません。
彼らは、どうしてそうなるのか、どうしてうまくいかないのか理由が分からないから不安になって癇癪を起こしたり、この世の一大事のように大騒ぎをしてしまうのだから、叱るのではなく教えていくんです。
それも説教くさく言葉で教えるのではなく、励ましながら、どうすればいいか経験もさせながら教えていっています。
例えば気になる持ち物があったら、それは彼にとって大事な物だと共感してあげて、私も大切に扱ってあげる。
だけど場所柄をわきまえて、家以外では持ってでないようにする。
また、外に持って出たもので壊れたと騒いだら、「そうだね、壊れる事もあるんだよ。」と言って、そのまま様子をみる。
慌てて買いにいったり、予備を与えたりしない。そういうものだと教えていく。
もっともうちは知的に重度なので、言葉も通じにくくそれらに納得するのに何年もかかったけど、今はいろんな事を受け入れられるようになったよ。
出来るまで何度もやり直したり、最後までやり遂げさせたり、それも日常的にやってきた。
同年代の子供より山をさっさと登れるまでになったし、やり遂げる楽しさも感じられるようになってきた。
だから、幼少期は大変だけど、励ましながら、そうやってやり遂げたり、少々の事ではへこたれない強さをつけて欲しいと思っている。
スパルタでなく、励ましながら褒めながら、でも譲らずさせていって、そして出来たら褒めちぎる!
山だったら山頂の景色が褒美になって、洗濯物をたたむのは、たためた服の山が褒美になる。
達成感が褒美になっていくよ。
私達だってそうだよね。やり始めは億劫でも、やり遂げたら何だか嬉しい。
それって自閉症の子供も一緒だよ。
二次障害は、精神的に追い詰められて理解されない時に起きて来るんだと思うよ。
私達もそうでしょ?