05/07/01 20:28:21 6zT1RmbY
早朝から2年赤が腹痛を訴えていた。
しかし、母は仕事を休むことができず、慌てて祖母に救援を求め、
病院の順番を取り、祖母に託して仕事に行った。
診断は喘息だった。
帰宅後、診断に恐れおののく祖母をなだめつつ、翁の本を開いてみると、
もともとタンの多い、ゼロゼロいう性質の子供なだけだと書かれている。
周りが慌てるから、本人が重病と思って、更に悪化させるのだと。
そして、一番の治療は外気に当て、鍛錬することだという。
厚着をさせて、おかゆを食べさせて、抱っこして寝かせよという
祖母の言葉に笑顔でうなづき、祖母を送り出した後、
もう一度、翁の言葉を読む。
過保護な祖母の言葉より、すぐに母を叱る小児科医の言葉よりも、
やはり翁の言葉を信じようと思う、
幸い、2年赤はゼロゼロいっていても元気である。
かゆは一口で吐き出し、普通のごはんをぺろりと平らげた。
きっとこういう性質なのであろう。