05/05/24 02:19:29 rgnQer5P
「定本」「赤ちゃん」「2歳」を読了し、感じたことは
つい何十年か前までは結核が身近な病気であり、たいへん恐れられていたのだということだ。
もちろん、現在でもおそろしい病であることには変わりはないが
当時は治療法が確立していないこともあり、「不治」であるその恐ろしさは今とは比較にならないだろう。
「2歳」で子が結核かもしれないという場面で
翁の文章は淡々としているが、母親のこころは如何ばかりであっただろうか。
その胸のうちを思うとわたしは涙があふれてしまうのである。