04/09/18 00:11:43 YfLqhrzE
>>597
「2010年」ね。
「2001年…」のラストで木星軌道上に放置されたままになってしまった
ディスカバリー号を回収するために、米ソ共同プロジェクトでソ連の宇宙船
レオーノフ号が木星に向かう。
ディスカバリー号で停止状態にさせられていたHAL9000を、レオーノフ号に
乗ってきた開発者であるチャンドラー博士が再起動させる。その間、
近くに浮いている巨大モノリスを探査するためにポッドが接近したりするが、
突然弾き飛ばされる。外部からの調査では内部の構造はまったく不明のまま。
そのうち、乗員がみなボウマン船長(「2001年…」のラストでスターチャイルドに
なった人)の幻?を見るようになる。直ちに木星から離れるように忠告するボウマン。
すると、木星の周りでモノリスがうじゃうじゃ増殖を始める。すぐにも木星から離脱
したいところだが、レオーノフ号単体では燃料が不足して十分な加速が
得られないことが判明。
そこでチャンドラー博士が、燃料の残っているディスカバリー号とレオーノフ号を
連結して、ディスカバリー号をブースターとして加速をつけるアイデアを提案。
そのためには、ディスカバリー号のHALに協力をお願いするしかない。
HALはここに残ってモノリス増殖を観測すべきだと主張するが、最後は折れて
チャンドラー博士の案を実行に移すことになる。
みるみる増殖するモノリスでついに真っ黒になってしまった木星から、レオーノフ号は
辛くも脱出に成功する。そして木星は大爆発を起こし、新たな第2の太陽
「ルシファー」となった。
脱出するレオーノフ号にボウマンから届いた最後のメッセージは、
「この宇宙はあなたたちのものだが、エウロパには近づいてはならない」
水のある木星の衛星エウロパには原始的な生命が誕生していて、ルシファーは
そのエウロパにとっての太陽になるのだった。