04/09/19 22:45:51 cuaPSE7j
ある日 料理が下手な母が珍しくオムライスを作ったのである
俺はそのオムライスを見て
「こんな焦げたオムライスいらないよ。」と言いスプーンを床に叩きつけた
母は俺にこう言った「ごめんね・・・○○」
少し反省しながらも部屋に戻りFFをやったのである
そしてその1週間後 俺は仕事の出張から家に帰ったが
いつもの母の「おかえり」という声が聞こえないのである
俺はこの後 台所で倒れている母を見つけ病院に行き母の死を知らされたのである
ボーッとしながら家に帰り誰もいない静かな部屋を見ていると涙が出そうになった
ふとテーブルを見てみるとオムライスが置いてあるのを見つけた
そのオムライスは冷たくなっていたが今まで食ったどのオムライスよりもうまかった
台所に皿を片付けにいくと卵の割れ殻が大量にあるのを見つけた
その横には玉子焼きの失敗作みたいのが大量にあった
いつも顔にシワを寄せてサスペンスドラマを見ている母を思い出すと涙が出てきた
父が死んだとき母は葬式のときでは泣かなかったけど部屋で母が泣いているのを
見た俺は「もう会えない」ということを思うと釣られて涙が出てきた
今では子供に恵まれ妻と幸せな家庭を築いています。母や父にも子供の顔を見せたかったです