04/01/22 11:45 v0SQvSBZ
「兄貴、例の金のことなんですけど」と切り出すと
「ああ、もちっと待っといてくれや」で終わり。のんきに、親父、つくねとぎんなん、などと言ってます。
「ちょ、ちょっと、困りますよ。あれほど言ったじゃないですか。そもそもこれは競馬の・・・」
「うるせえなぁ。無ぇもんしょうがねえだろ。だいたい返済期日が早すぎんだよバカ。ちったぁカタギのローン会社見習え」
「いや、ホント、自分もヨソから追込みかかっちゃいますんで、マジで頼みますよ。今いくらならあるんすか？全額じゃなくても・・・」
そこで兄貴ブチ切れましたよ。今いくらなら持ってますかって、今食ってる焼き鳥代すら無えんですから。
「この野郎、てめえ俺から金巻き上げようとでも思ってんのかコラ。上等じゃねえか、やってみろコラ」
言うが早いか私に平手を食らわし、椅子から転げ落ちたところを蹴り上げられました。
ここで我慢の限界でしたね。
私は元4回戦のボクサーなのですが、兄貴を店から引きずり出すと薄汚い路地までヘッドロックして連れて行きました。
締め上げてた腕を放した瞬間、渾身のボディーブローを食らわすと兄貴は「ぐぅえっ」とか言ってうずくまりました。
髪をむんずと掴んで顔を上げさせ「てめえ、いい加減にしねえとやっちまうぞコラ！おおコラ」と平手で張り倒しました。
「俺ぁなあ、てめえの奴隷じゃねえんだよ。金のことは忘れてやるけどよ、てめえは俺の前に這いつくばった事を忘れんじゃねえぞ」
と言ってきびすを返し、焼き鳥屋に多めの金を置いて帰りました。
その後、さすがに兄貴も借金踏み倒そうとしてシバかれたとは誰にも言えず、このことは無かったことになってます。
ちなみにもめてた金額は6万8千円です。