04/01/24 05:20
>>675
ようするにこれは、「潔癖症」と「シンプル」のズレだろう。
>本棚には書籍・揃ったファイルがズラーで机上・出窓には何もなく
>引き出しの中はカラーごとにペンが分けられて
これらは、本人と部屋とが、「整頓(外見優先)だけでない整理(検索効率)」や、
「作業能率の向上」といった機能的必然性を考慮して対応していれば、
シンプルに機能しているといえるかもしれない。
>ファイルも同じのが売ってなくなったら全部捨てて買い替える。
これは単に、元のファイルが、デザインが変わって揃わなくなるような
シンプルでないものだったからかもしれない。無印良品のファイルくらい
シンプルなものを最初から選べば、ほとんど変わりようがない。
シンプルにしたくて統一するために一度一新するくらいなら前向きだ。
1ミリでも変わったら駄目だとか、何度も買い換えるとなると、もはや
潔癖症だが、統一感を持たせること自体は、美意識として一般的だ。
>「36色揃いは全部集めないと気が済まない」と、机の中はペンだらけ。
「使う使わない」より「揃えること」を優先してしまうと「コレクション」になる。
>客が来たらつま先立ちで歩かせポテチはピンセットで食べて
>一日何回もお掃除ペーパーで机を拭く。
このへんは「簡潔さ」より「煩雑さ」を優先しているので、シンプルと
潔癖症が一番ズレやすいところだろう。とはいっても、潔癖症は「文化の
美徳」にも通じるし、片付けない人よりは他人に迷惑をかけないし、
本人が好きでやっているなら問題はなく、人それぞれだから他人がどうこう
言うことでもない。シンプルと潔癖症も、はっきり分けられるものではなく、
重なるところはあるし、ある種の美しさもあり、得るものも多い。