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2021年07月21日 05時15分
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NHKのキャスティングは妥当だったのか。
ミュージシャンの小山田圭吾(52)が学生時代に同級生らをいじめ、東京五輪開会式の音楽担当を辞任した騒動が飛び火した。小山田が音楽を担当していたNHK・Eテレの教育番組「デザインあ」「JAPANGLE(ジャパングル)」の20日放送が中止。両番組は「ピタゴラスイッチ」「すたあと」にそれぞれ差し替えられた。
一連の騒動では当事者の小山田、起用した東京五輪・パラリンピック組織委員会が叩かれまくっているが、NHKのキャスティングにも疑問の声が上がっている。
「小山田が学生時代にいじめをしていた過去はファンや芸能関係者の間で知られていました。にもかかわらず、国民の受信料で成り立つ公共放送のNHK・Eテレの教育番組に起用された。〝身体検査〟はされたのでしょうか」(民放関係者)
Eテレが小山田を起用した理由は、CMの音楽制作を評価したことが一因とされる。
「小山田はソロプロジェクト『コーネリアス』を始めて5年ほどたった2000年以降、アパレルや家電メーカーなど大手企業のCMの音楽を相次いで任されるようになります。そこにEテレも目を付け、乗っかったようです」(広告代理店関係者)
11年に放送が始まった「デザインあ」で小山田が音楽を担当するようになったのは、こういった背景があったようだ。
「民間企業が起用するのは自己責任だからいいですが、公共放送の教育番組が同じように起用するのはどうかと。いじめの過去は周知の事実だったんですから」(前同)
組織委が開会式の音楽で小山田を抜てきした理由も、Eテレでの実績を評したのが一因とされる。
他方で小山田が五輪の仕事を引き受けさえしなければ、ここまでの騒ぎにはならず、NHKに〝延焼〟することもなかった可能性が高い。
やはり今年の五輪は呪われているのか…。