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衆議院は9月18日、自民党の高鳥修一筆頭副幹事長(59)が新型コロナウイルスに感染したと発表した。国会議員の感染確認は初めてとなる。
「高鳥氏は9月18日朝、37度台の発熱があったことから、都内の病院で診察を受けた。抗原検査の結果、新型コロナウイルスの陽性が確認され、ただちに入院しています」(政治部記者)
同氏は、9月16日に開かれた衆院本会議にも出席し、菅義偉首相を選出した指名選挙で投票していた。本人は自身のフェイスブックに、「コロナ対策に取り組んできた自分がまさか感染するとは思わなかった」と綴っている。
衆議院第一議員会館にある高鳥氏の事務所は、なんと安倍晋三前首相(65)や、岸信夫防衛相(61)、中山泰秀防衛副大臣(49)の事務所が入る部屋と同フロアにある。
「9月18日の夜には、議員会館のフロア、国会議事堂、自民党本部に業者が呼ばれ、早速、消毒作業がおこなわれました。安倍さんや岸さんの事務所がある12階は大騒ぎですよ。
高鳥さんは、9月14日の両院議員総会にも出席していたし、総裁選では菅陣営の選対本部に詰めていました。9月16日に安倍さんが国会で挨拶した際も、控室に二階(俊博)幹事長と一緒に出迎えています。
しかも、国会の衆議院本会議場の高鳥さんの席の近くには、野田聖子幹事長代行、佐藤勉総務会長、下村博文政調会長ら党幹部も多い。党幹部に濃厚接触者が複数出てしまうと、今後の国政スケジュールにも大きく影響が出るのは避けられません。
『早ければ10月にも解散総選挙だ』なんて言われていますが、それどころではなくなってくるでしょう」(自民党幹部)
自民党のある議員秘書は、こう話す。
「高鳥さんは、前日まで所属する細田派の会合に出て、親しい議員と会食をしていた。永田町は騒然としていますよ」(自民党議員秘書)
新政権が発足して3日。波乱の船出となった―。
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