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都知事選に山本太郎が立候補を表明した理由と野党の困惑
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18日告示の東京都知事選の直前になって、れいわ新選組の山本太郎代表が立候補を表明したことについて、野党の有力幹部が苦々しげにこう語る。
「このタイミングで出てくるのは、完全に政治音痴でしょう。立憲・社民・共産が推す宇都宮健児の足を引っ張って、小池百合子現知事の再選をより確実にするだけだというのは、誰が考えても分かる話。
それでも出るというのは、勝敗はどうあれ、このへんで一度、世間にアピールしておかないと、れいわ新選組の組織的・資金的行き詰まりを打開できないという自己都合だけなんじゃないか」と手厳しい。
ところが、よく聞いてみると、彼の山本太郎への評価は決して低くなく、むしろその直感力、行動力を上手に使えば、今の政治の停滞を打破する大きな役割を果たし得るとみている。
「それには、今頃になってではなく最初から、つまり小池はもちろん宇都宮も立候補表明する前に、先制的にオール野党の統一候補として打って出ていればよかったのだ。
それなら、石井妙子の著書『女帝 小池百合子』が5月末の発売から2週間で15万部も売れるという状況で、結構いい勝負に持ち込めたかもしれないのに」と残念がる。
山本太郎がそういう出方をする可能性はあったのか?
「あった。実は、野党結集のまとめ役を自任する小沢一郎が早くから動いて野党各党を説き、山本を統一候補として一本化することでほとんどまとまりつつあった。
ところがその段階で、肝心の山本が『れいわ新選組として出馬するのを野党各党が応援するというのでなければダメだ』と言い出して、話が壊れてしまった」のだという。
えっ、どうしてそんなもったいないことを?
「山本はねえ、消費税減税もしくは撤廃を言わないのは野党じゃないというくらいの信念というか思い込みがあって、そこを薄めるような形で野党共闘を組むのはイヤだと」
しかし消費税は国政の課題で、都知事選の争点にはならないだろう。
「だから、そこが音痴なんですよ」と野党幹部。
今回の都知事選の中心争点は、東京五輪を強行するのか中止するのか、それを通じてその先、あくまで明治の富国強兵路線の延長としての「大日本」主義を続けるのか、
これを機に「小日本」主義への文明論的転換を図るのかという点にある。山本の立候補がその議論の深化に資することを、せめて期待したい。