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漫画家・西炯子氏、「政治に無関心な日本人は“ゆでガエル”」
URLリンク(www.news-postseven.com)
『娚の一生』や『姉の結婚』など数々のヒット作を生みだした漫画家・西炯子(にし・けいこ)氏が『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載中の
国会を舞台にした漫画『恋と国会』だ。大人の恋愛マンガの旗手として知られる西氏がなぜいま「政治」なのか? 本人がその思いを語った。
私は、「国民を困窮させないこと」「戦争をしないこと」の2点をおさえてさえくれれば、誰がリーダーをやってもいいとさえ思っているんです。
だけど、それも脅かされようとしているのが今の日本ですよね。
オリンピックも“天佑”として、いいように利用されているだけじゃないでしょうか。みんなの頭に楽しいことだけを吹き込んで、
本当に直面している足下の問題に関しては思考が向かないようにしているのではないかと思うんです。
ポリティカルな発言をすると他人に足を引っ張られる。日本にはそういう政治風土もありますよね。
「戦争反対」と言っただけで、「ああまた始まったよ」「意識高い系なんですね」と、おとしめられてしまう。
「桜を見る会」にはこういう日本の“お国柄”が本当によく表れています。
日本は、お金を持っている人のおこぼれにあずかることが当たり前のムラ社会から、抜け出せていないんです。
お金持ちと仲良くしておけば就職の世話も、良い病院の紹介もしてもらえる。おこぼれにあずかるためには、コネ作りって必須ですものね。
「桜を見る会」の問題がこれまで突っ込まれてこなかったのは、威厳者のおこぼれを当然視するムラ社会の構図が依然根強いからです。
“ゆでガエル”状態で政治に関心のない多くの日本人が、そこから目覚めて民主主義を語るのは、とても難しいことでしょうね。
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