20/01/28 21:06:04 BE:896324724-2BP shDiPSKm0.net
sssp://img.5ch.net/ico/anime_imanouchi04.gif
「論文を調べるのが面白くてたまらない」という筋金入りの“エビデンス・マニア”の大谷さんに尋ねると、こんな返事が返ってきた。
「実は飲酒と風邪について研究した論文がヨーロッパと日本と合わせて3つあります」(大谷さん)。
満面の笑みを浮かべる大谷さんを見て、「これは期待大」と確信した。
最初の論文は、1990年代前半にイギリスで発表されたものだという。
1993年にイギリスのコーエンらは390人の健常者に対し、ライノウイルスやコロナウイルスを鼻腔に投与し、その後の風邪の発症や経過を調査した(Am J Public Health. 1993;83:1277-83.)。
そこで、喫煙や飲酒、社会心理的ストレスなどの影響を調べている。
「その結果、投与したウイルスの種類を問わず、ストレス度が大きい人は発症率が高い、喫煙者は発症率が高い、そして非喫煙者は1日当たりの飲酒量が多い人ほど発症率が低いという結果が得られました」(大谷さん)
下のグラフにあるように、非喫煙者では、飲酒量が多くなるほど発症率が低くなっていることが分かる。
ここでの飲酒量「1ドリンク」は、ワイングラス1杯に相当するものだ。
飲酒量ゼロの人の風邪発症率はおよそ45%なのに対し、飲酒量が1日当たり「1.1~2ドリンク」で発症率は約30%、飲酒量「2ドリンク以上」で発症率は約15%となっている。
URLリンク(style.nikkei.com)