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注目の人 直撃インタビュー
西尾正道氏 原発汚染水の海洋放出は人類への“緩慢な殺人”
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略)
―自然界にも放射性物質はあるから、放出は安全だという声もあります。
自然界の放射性物質はもともとごく微量で、ほとんどが大気中核実験や原発稼働によって自然界が汚染されて急増したものです。
このため放射性物質であるトリチウム(三重水素)は1950年の約1000倍の濃度になっています。
汚染水に大量のトリチウムが含まれるから危険なのです。
―どのように危険なのでしょうか。
トリチウム(半減期は12・3年)はベータ線を出しヘリウムに変わりますが、水素としての体内動態を取ります。
細胞内の核の中にも水素として入り放射線を出します。
このため、低濃度でも人間のリンパ球に染色体異常を起こすと、74年の日本放射線影響学会で報告されています。
ドイツでも原発周辺のがんと白血病の調査をして、子どもに影響があると結果が出ています。
カナダでもトリチウムを大量に排出する重水炉型原発の周辺で小児白血病の増加、新生児死亡の増加、ダウン症などの健康被害が報告されました。
米国でも原発立地地域では乳がんが多い。トリチウムは脂肪組織での残留時間が長いためです。これらは統計的にも有意です。原発から近いほど濃度が高いのです。
―稼働させているだけで放射性物質が放出されれば原発はクリーンエネルギーとはいえませんね。
日本でも全国一トリチウム放出量が多い佐賀県の玄海原発の稼働後に、白血病死亡率が高まりました。北海道でも泊原発のある泊村は原発稼働後数年して、がん死亡率が道内市区町村でトップになりました。
加圧水型原子炉はトリチウムの排出量が多いからです。ノーベル物理学賞受賞者の小柴昌俊さんも2003年に「トリチウムを燃料とする核融合はきわめて危険で、中止してほしい」という嘆願書を当時の小泉純一郎首相に提出しています。