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世界平和統一家庭連合(統一教会・韓鶴子総裁)と日本政界の癒着疑惑を報道したCBSが統一教会との訴訟で勝訴した。
ソウル南部地方法院民事13単独部(ユン・ジスク判事)は5月16日、統一教会がCBSを相手にした1億ウォンの損害賠償請求を棄却すると判決した。
CBSは2017年9月初め、日本統一教会の実態を扱った5編の記事を報道した。
①統一教会が日本安倍晋三総理の外祖父・岸信介元総理の時代から癒着関係を結んできた『新親日勢力』という疑惑、
②日本の信者たちが清平修錬苑に来るたびに100万円ずつ外貨を持ってきたという暴露、
③日本の信者5人が献金の負担に耐えかねて自殺したという疑惑、
④統一教会が北朝鮮に設立した平和自動車の工場がミサイルの部品製作に利用されたという疑惑、
⑤先祖救援などの名目で計4兆ウォン台の献金を取り立てたという疑惑などだ。
統一教会はこのうち①、③、④の報道に対して訴訟を提起した。しかし、法院は記事は全て統一教会の名誉を毀損しておらず、正当な疑惑の提起とした。
統一教会は最初の記事の『新親日勢力』という表現で日帝追従集団に追いやられたと主張したが、法院は記事全体の脈絡を見た時、そのように見ることはできないとした。
韓鶴子が信者たちの献金で長い間、高価な宝石を購入してきた疑惑があるという報道にも問題は無いとした。統一教会はこの報道が『虚偽事実の摘示』と主張したが、
法院は「宝石店関係者に対する取材内容、宗教団体指導者の財源は相当部分で信者たちの献金に由来するという点を考慮すれば、
上のような疑惑の提起は可能性が全く無いと言うことはできず、正当な疑惑提起の範囲内にあると判断される」とした。
統一教会が北朝鮮のミサイル製造に絡んでいると主張した報道も、
統一教会核心関係者の供述や平和自動車元社長のインタビュー内容などを見た時、可能性は無くはないと考えた。
2019.05.27 17:43
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